鉄骨番長ブログ

好きなものを紹介したり、日々の日記を書いたりしています。水面のように穏やかに生きています。

【映画】ミッドナイトスワンを見ました。

こんにちは。

実家に帰ってきても友達が少ないので毎日特に何もやることがないですね。

 

こんな日は映画を見るようにしています。しかし、ほとんど毎日何もすることがないということは、ほとんど毎日映画を見ているということを意味しています。そのため、僕が加入しているNetflix、U-NEXT、Amazon primeの気になる作品はほとんど見てしまっています。こんな日は映画館で新作の映画を見るのがいいでしょう。

僕は映画館に行くとき、何を見ようとか何も決めないで映画館に行きます。これは情熱大陸か何かでかっこいい俳優の人がそうしていたからです。でも何も調べずに行くと面白そうな映画があっても時間の関係で見れなかったり、場合によっては3時間待機する必要があったりするので、絶対に調べてから見にいったほうがいいですね。

 

何も調べずに行くと映画館に今まで見たことがないくらい人がいました。それは、先日から鬼滅の刃の劇場版が上映されているかららしいですが、これは一人で見に行っている僕にとっては大誤算でしたね。

何が上映されているか見てると、草彅剛さん主演の「Midnight Swan」という映画がありました。これは草彅剛さんがトランスジェンダーの人の役を演じている映画です。面白そうだと思ったのでこれを見ることにしました。

チケットを買うとき一人で鬼滅の刃を見に来たと思われないように券売機から体を少しずらした状態でチケットを買いました。

 

 

f:id:blue_blu35:20201020113250j:plain

 

完全に人生ベスト3に入る映画でした。本当にみてよかったです。

詳しい感想や考察なんて書くことのできない作品でした。人前で泣くことを中学生の時から、一切したことののない僕でしたが、普通に泣いてました。

しかも、この映画はただ人を泣かすために作られたような感動映画ではないと思いました。それはしっかり見終わった後に、映画からメッセージを受け取ったからです。

日本ではある程度、性的マイノリティーに対しての差別は少なくなってきているのだと考えるようにしていたけれど、実際は全然まだ差別があるのだと感じました。自分は当事者ではないし、本人にしか分からない苦悩がもっとたくさんあるのだろうと思うけれどもこの映画を見ることで今まで自分が考えてこなかった目線が少しでも手に入ったと思いました。

映画では主人公のなぎさと同じショーパブで働く人たちがみなお金に困っているシーンや、ホルモン注射などによる副作用も描かれていました。性選択の自由が与えられたといって、自分の気持ちを公表する人も多いけれども、実際はそのあと自分の本来の姿に近づくためには莫大な費用や、苦労が必要なんだと感じました。そういう点ではまだ全然差別は続いているのだと思いました。

映画のワンシーンでなぎさや同じショーパブの仲間が、「なんで私たちだけ............」と涙を流すシーンがあり、とても胸が痛くなりました。

自分がLGBTの方と接する機会にどうするべきなのかと考えさせられました。

主人公のなぎさもショーパブで働いている以上、自らを自虐するようなシーンもあったけれど、そうしなければお金を稼ぐことさえ難しいのだと考えました。

映画では、その中でほとんど育児放棄のような状態であった親戚の娘であるいちかを預かることで自分の生きる意味を見出していく二人の様子や、それでも絶対にうまくいくことがない二人の切なさを感じて、やっぱり涙が出ました。

これ以上はネタバレになってしまうので書きたくないです。まだ見てない人がいるなら、絶対に見るべき映画だと思いました。

間違いなく自分の人生を変えてくれたなと感じた映画でした。

 

たまには何も調べずに映画を見るのもいいですよと皆さんには言いたいです。

 

それでは今日もこの辺で。

ありがとうございました。

 

 

今日の一曲

open.spotify.com