【感想】恋は雨上がりのように
こんにちは。大学で女子と話したことが多分今までで5回くらいしかないです。
そんな僕なのでこんなにも映画が大好きなのに、恋愛映画だけは見てきませんでした。なぜなら恋愛経験がないのでそういう恋愛の映画を見ると悔しくなって血の涙を流すことになってしまうからです。どれくらい恋愛経験がないかというといまだにバレンタインデーのエピソードの中で保育園の時にチョコをもらったという話がエースで4番を務めているほどです。もうほかの人からすればこんな話はもう引退も引退して若手の選手を育成してるであろうと思います。そんな話もまだ僕の人生というチームにおいては最前線で戦ってもらっているわけです。
そんな話は悲しくなるのでもうやめます。とにもかくにも今まで、このような理由で恋愛映画から逃げ続けてきた人生ではありました。しかし、僕の大好きな俳優に「大泉洋」さんがいるのですが、好きすぎて大泉洋さんの作品はほとんど見ています。ところが、恋愛映画の「恋は雨上がりのように」という作品だけには今まで手が出せずにいました。
ただ、この前一人で古着屋に入ることのできた僕なら新たなステージへと踏み出すことができるのではないかということでこの映画に挑戦してみようと思ったわけです。
「恋は雨上がりのように」はもともと漫画が原作でそれが実写で映画化されたようですね。
あらすじとしてはこんな感じです。
女子高生でファミレスでアルバイトとして働く橘あきらは足を怪我して陸上部を休んでいる。自分の好きだった陸上を失ったあきらが次に見つけた好きなものはアルバイト先の店長である45歳の近藤だった。二人の距離が近くなったとき二人それぞれの人生が動き出す。二人の距離が近くなるのはいつも雨の日だ。
これ今自分で書いたんですけどめちゃくちゃおしゃれに書けてませんか?文章がうまくなってきたのを感じてしまいますね。さすがです。
おしゃれなあらすじはおいといて、この映画自体もとてもきれいな映像だと思いました。まず冒頭であきらがバイト先に走ってむかうシーンがあるのですが、そのシーンがめちゃくちゃいいなと思いました。劇中歌として使われているポルカドットスティングレイの「テレキャスター・ストライプ」が流れる中、走る小松菜奈が最高にクールでした。
これは僕にとっての話になってしまうかもしれませんが、この映画ではとても使われている音楽がいいなと思いました。最初につかわれていた音楽以外にも使われている音楽それぞれがシーンにあっていてとてもいいなと思いました。
またこの映画は恋愛映画としてだけではなく、大人になった人や若い人にもメッセージを伝えてくれる映画だなと思いました。けがをしてから好きだった陸上から距離を置いてしまっているあきらと、小説家を目指しながらも同期の活躍や自分のふがいない私生活から自分には夢も希望もないんだと悲観している店長のどちら側の人も主人公である映画でした。
好きなものから距離をおいたあきらは店長からいずれ後悔してしまうことになるということを教わるし、自信を失っていた店長はあきらから好意を受けることで自信を取り戻していきます。
だからこの映画を簡単に恋愛映画でひとくくりしていた自分には「なんで今まで見なかったんだよ」とブチギレてしまいました。
ラストシーンも文句なしに気持ちよく終わって、とてもわかりやすくていい作品だなと思いました。そのままエンドロールに入っていきますが「フロントメモリー」がまたまたドチャクソ最高でした。
とにかく恋愛映画だからといって少し距離を置いている人は絶対見るべきだと思います。
これは単純な恋愛映画じゃねえぞ!!!
この映画を見てしまったことで完全に恋愛映画にはまってしまった僕なので、恋愛経験ゼロなのに「センセイ君主」にも手を出してしまっています。
ただこれもめちゃくちゃ面白い。もう普通の映画に戻れないかもしれないですね。
ありがとうございました。