鉄骨番長ブログ

好きなものを紹介したり、日々の日記を書いたりしています。水面のように穏やかに生きています。

ブレイキングバッド

ブレイキング・バッドを見ています。すごいとしか言えない恐ろしいドラマだ。ひょーん。鉄骨番長といいます。

ていうかあれを面白くないっていうやつは頭をATMで潰して、科学用品に漬け込んで液体にして出荷します。

ブレイキング・バッドはとんでもない頭脳を持つものの自分の能力に合わない高校の科学教師という冴えない職に就きながらも脳性麻痺を抱えた息子と妻を支えるために懸命に生きていたウォルター・ホワイトの話。そんな中、健康診断で突然肺がんの宣告、その時自分には家族に残しておけるものが全くないことに気づく。その後昔の教え子であるジェシーピンクマンと共に麻薬の製造販売を行い、家族のために資産を残そうとする話だ。

まさに最悪のDr.STONEみたいな感じ。千空とは比べ物にならないくらい汚いおじさんが高濃度のメス(メタンフェタミン)を作るシーンは最高だ。私はこの作品はシーズン5まであるけれど、でっかく分けると2つになるんだと思う。

1つ目は「ピンクマン、ムカつくシーズン」最初の役割分担でウォルターが麻薬の製造、ピンクマンが販売を担当しているのだが、マジでピンクマンが使えない。麻薬中毒だし、勝手に動いてピンチばっか招くしで本当にムカついちゃうね。私が出演してたら、ピンクマンを馬鹿にしすぎて「パンツマン事件」ならぬ「ピンクマン事件」を起こして大炎上してたかもしれない。(私は芸人のニューヨークが大好きです。)そんな感じで前半のピンチをなんとかウォルターの機転などで回避していく。

2つ目は「ウォルター、マジでキモい。早く死んでくれよ。馬鹿。人間のクズ。鬼畜。ゲスの極み。シーズン」だ。さっきまで「ピンクマン事件」の勃発寸前。何ならキューバ危機みたいになっていた俺を資本主義から社会主義に完全に移行させてくるのがこのドラマの凄いところだ。ほとんどの話でとにかくウォルターがムカつく。人間の汚い感情すべてが出てる。嫉妬。名誉欲。傲慢。もう一人で七つの大罪だよ。地獄に落ちてくれよ…なんて思ってしまう。恐ろしい敵と戦うなかでその敵以上に残酷になっていくウォルター。とにかく嫌。もうこれ以上嫌われた主人公いないんじゃないのって思うくらい。ビッグダディ以来かもね。ビッグダディの主人公は林下清志であってるのか知らないけどね、美奈子も嫌われてるからその点で言ったらビッグダディのほうがすごいのかもね。

兎にも角にも人の嫌な感情がこれまでむき出しに、そして自分の心がこれまで揺さぶられるような作品は初めてだ!

実を言うとまだ最終回までは見てなくてシーズン5の半分くらいなのだがこれから一体ウォルターがどうなるのか。果たして死んでくれるのか、そんなことが気になってならない今日この頃ではある。

今日は長い文章書いて疲れちゃったな。

ばいばい。

今日の一曲

open.spotify.com