鉄骨番長ブログ

好きなものを紹介したり、日々の日記を書いたりしています。水面のように穏やかに生きています。

【日記】夜の散歩

こんにちは。

ちょっと期間が空いてしまって更新しないかと思いきや更新をします。

それにしてもアートはいつ見ても分かりませんね。素晴らしい絵を見ても何がすごいのかはわからないです。しかし、何かがすごいから評価をされているのだと思います。結局何もわからない人が文句を言うのでしょうね。こんなの幼稚園児が書いているのと一緒じゃんとピカソの絵を見て語る人というのは自分の無知をみんなに知らしめているだけなのではないでしょうか。結局自分の感性が正しいと考えているとても傲慢な人間なわけですよ。それに比べて僕はなぜこの絵が評価されているのかを常に考えます。結果、答えはいつも出ません。もしかしたら自分も前者と同じただの無知な人なのかもしれませんが、ぞれでも考えることに人間としての意味があるのかなと思いますね。

はあ、何言ってるんだろう。

あ、鉄骨番長です。

 

 

最近は夜に散歩に行くことがマイブームとなっています。大体8時半くらいに夜ご飯を食べ終わるのですが、そこからいつもグダーとしているだけなのでラジオを聴きながら、少し外の空気を吸いに行こうかと思い、始めました。夜の散歩は不思議なものですね。回数を重ねるたびに距離が増えていきます。最初の日は30分だった散歩が今では2時間くらいになっています。歩くときには何も考えていません。僕はただ明かりがあるほうへ進みます。暗いところは怖くなってしまうからね。さながら夏の虫のようにずっと明かりを求めます。虫たちも本当は怖いんじゃないかと思います。暗い所へ行くと怖くなるから明るいところへ飛び続けるのではないでしょうか。何度も明かりにぶつかってはまたおんなじ明かりへ繰り返しぶつかる様子を見て自分と比べます。僕は明るいところから家に帰るのでその分まだマシなのかなと思います。

 

夜の散歩はただ歩くだけです。途中で気になったものがあると立ち止まって見たりしますが、大体暗いのでよく見えなかったりします。夜の散歩の距離が長くなり続けていますが、どんな距離の時も最後の帰宅途中はとても帰りたくなります。気分は図書館で流れたあの頃の蛍の光を聞いた時と全く一緒です。それでも次の散歩の時には全部忘れてしまってまた明かりを目指してしまうのです。これは長い目で見るとやっぱり虫と一緒なのかもしれないと思っています。

散歩をしていると変わった人に出会うことがあります。先日、僕が歩いているととんでもない速さで後ろからおばさんが追い越していきました。僕は歩いているときはイヤホンをしているので直前まで気づかず、抜かされた瞬間はとてもびっくりしました。夜のこんな遅くにいくら僕が運動不足であっても成人男性のスピードをはるかに上回るスピードで歩いているおばさんはいったいどんな人なのだと思い、少しルートを変更しておばさんの後を歩くことにしました。それにしても早い、まるでマラソンの終盤の速さです。速さの基準がとても分かりづらかったことを詫びます。とにかく速かったのです。どこまでも歩いていくおばさんに僕はある一つの仮説を立てました。ただのダイエットとは思えぬこの速さには何かとてつもない理由があるのではないかと。見てみるとやはりウォーキングをするのには向いていないような服装。そして雨も降っていないのに傘を持っている。ロングでもショートでもセミロングでもない変な長さの髪の毛。全部が怪しく思えてきます。そして落ちないスピード。

さてはこのおばさんロボットだな人の世界に紛れ込んで高速で歩きながら僕らを監視しているんじゃないか。確かにしきりにきょろきょろしています。僕はおばさんの50メートル後方をつづきます。いや、もうおばさんとは言えない、あれはアンドロイドなのだから。このまま、ロボットの基地に入っていったらどうしよう、そして仲間に僕が見つかりぼこぼこにされるんじゃないかと怖くなりました。しかしこの任務を途中で逃げ出すことは決定的な証拠をつかむチャンスを逃すことになるのです。恐る恐る後をつけ続けていると、おばさんがコンビニに入りました。

出てきた瞬間にアイスを持っていてそれをすぐ開けて食べていました。

おばさんはアンドロイドではありませんでした。おばさんはおばさんでした。アイスが食べたくて早歩きになっていたのです。アイスは人をあの速さにまで上げることのできるものなのだとアイスの恐ろしさが身にしみてわかりました。

周りを見渡すともうそこはどこだかわからない場所まで来ていました。僕は黙ってナビを見て家までの道を調べようとして辞めました。適当に歩いて帰ろうかと思いました。

 

結局歩き始めて道が分からなくなったのでナビを見て帰りました。これだから夜の散歩はやめられない。

まとまりがない文章になってしまいましたが、僕が何を言いたいかはわかりましたね。

 

M-1グランプリで一番好きなネタは?と聞かれたときに、一番センスがあるように思われるためには2010年のピースの発音のネタが好きと答えることだよということです。

 

 

街灯の下を歩いていると自分の影が濃い状態で生まれては長く薄くなっていき消えてしまうことに気づきました。寂しいな。自分は今長く薄い状態なのかな?でも次の街灯の下に行くとまた影が生まれました。うれしいな。また生まれたよ。何度も誕生しては消えていくのかな。

何言ってんだよ馬鹿

 

またね

 

今日の一曲

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