鉄骨番長ブログ

好きなものを紹介したり、日々の日記を書いたりしています。水面のように穏やかに生きています。

【革命】新しく好きになったもの

こんにちは。2月と僕は同じ時期に消えかかっています。2月が終わりに近づくにつれて自分も消えていきそうに思います。

2月の終わりの少し暖かい今が好きになってきたならもう大人になるのですね。

今までの子供だった僕が消えていくということなのでしょうか。

でも就活とかをしていないから大人にもなることができない僕は中身が空っぽになってしまうのでしょうか。

21歳の二月になってようやく人は一人で進んでいくんものなのだと理解してきました。

幼いころからずっとアニメや漫画テレビばかりを見てきた僕には人の良いところばかりが見えてきてしまっていたのです。誰かが困っていたら誰かが助ける。そんなことは当たり前のようにあるのだななんて考えていました。

実際はそんなことないです。みんな自分が生きるのに精いっぱいなのです。そんなことにようやく気付きだした僕は21歳の今になってもやっぱり誰かの助けを待っています。

なんだか誰かが来てくれないかななんて考えてしまいます。

 

ここ最近嫌なことが続きました。

家に来た友達が家の鏡を割ったり、ゲロを吐いたりしました。

僕は怒ることもすっかりできなくなってしまっていたので、ずっと静かに震えました。プルプル震えました。チワワです。

世界のチワワの震えが止まるとき、ようやく世界が安全になったということなのでしょう。そのころにはもう誰もいなくなっているのでしょうか。

ゲロを掃除しているときのにおいがずっとしみついて離れません。幼いころ胃腸風になってゲロを吐きまくっていた僕の看病をしてくれたお母さんの花にはまだゲロのにおいが染みついているのでしょうか。しみついていたら申し訳ないのであとで謝っておくことにします。

 

嫌なこともあったけれど、楽しいこともありました。

友達が留年しました。

大学生が終わってしまい、これから長い社会人生活が始まってしまうのかなと考えていたのでもう1年大学に通うことになる友達がいるのでうれしいななんて考えます。

その友達はまだ親に留年の事実を伝えていないといいました。

ちなみに大学生の留年率は約20%ぐらいなのだそうです。

意外と多いなと思いました。この数字は最近始まった大河ドラマの「青天を衝け」の初回の視聴率とほとんど同じ数値でした。

 

最近になってようやく食パンをそのまま食べられるようになりました。いままでなぜ生で食べなかったのかはよくわからないけれど、最近パンを生で食べました。生で食べた時のほうが柔らかいのだなと思いました。パンはやわらかい。

 

バンクシー展にも行きました。名古屋の金山で開催していました。

バンクシーはすごいと思います。顔や素性を隠しながらあんなに有名になったのです。有名になる前から壁や家に勝手に書いていたのかなと思いました。落書きだと思って消されたバンクシーの初期のころの絵のことを思うと変な気持ちになります。

絵を買う人はなぜ絵を買うのか自分で説明できるのでしょうか。家にバンクシーの絵があって何がいいんだろう。

そんなことを言っていても意味もないものばかり買ってしまう僕は嫌な人ですね。

バンクシーも消費をよくないものだととらえていましたね。

何時間もバンクシーの作品を見て感動した気分になった僕はお土産屋さんで並んでいるときに、この消費にバンクシーは文句を言うのかなと思ってしまって、欲しかったTシャツを買うことはできませんでした。代わりにいらないトランプを買いました。これを買うことで、なぜこんないらないものを買ったんだとバンクシーが突然現れて僕にインタビューしないかなと思いました。

特別なことは実際起こりません。特別なことがない人生を歩んできています。

そろそろ自分の人生に特別なことを起こしてみようかなとも思います。誰にも届いていないこの文章を書いて、そんなことを部屋の隅で考えています。狭い世界でとても大きな野望を考えているのです。この野望も自分が広い世界に出てしまえばすぐになくなってしまうのではないかと思います。そういうまったく意味もないことを最近は繰り返しています。

 

絵を描くことは自分が生きた証拠を残すためなのかなと思います。

作品が残ることで誰かが自分を覚えてくれる。そういうつもりなのかなと。

でも人間が滅んでしまえばだれにも響きません。また恐竜の時代が始まって、草食動物がピカソの絵を食べて吐き出して、ベートーヴェンの音楽を耳障りだと感じた肉食恐竜が叫びます。そんな世界がまた来たらどうするんだろう。

 

次の時代は人間が作っていくのではないです。いつか分からないほど前に見たNHKの特集で人間が滅んだあとの世界ではイカが天下を取るといっていました。海から陸に上がり触手を器用に使って文明を作っていくのです。そんなことを信じている僕は今日もスーパーに並んでいるイカに自分のことを話してみます。なるべく優しく丁寧に。

 

イカの時代が始まったら、バンクシーよりもピカソよりもベートヴェンよりもどんなすごい人よりも僕が人間の代表として語り継がれていけばいいなと思います。

そうしてイカたちが僕のことを馬鹿にして笑ってくれればいいなと思います。

 

ありがとうございました。

f:id:blue_blu35:20210222140714j:plainまたね

 

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